セラミックの試作と短納期対応

株式会社セライズ

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セライズ営業のChallenge記録

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赤外域で高い反射率を示すアルミナ(Al2O3)材 2025年3月11日配信号

2025年06月26日

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赤外域で高い反射率を示すアルミナ(Al2O3)材

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先週は、東京でも気温が下がり、雪も降り、冬の厳しさを感じる一週間でした。
一転して、今週は春の陽気に包まれていますね!!

寒暖差の大きいこの時期、ふとした瞬間に春の訪れを感じるとともに、花粉の気配も気になり始めた方も多いのではないでしょうか?
季節の変わり目は、体調を崩しやすいので気を張って頑張っていきましょう!!

お客様よりいただきましたお問合せに関する情報を【Challenge記録】として毎月2回、皆様に発信させていただいております。
どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。

今回は、昨年、お客様よりお問い合わせがあったお困りごとの中から、【赤外域で高い反射率を示すアルミナ(Al2O3)材】について発信いたします。
アルミナ(Al2O3)材の光特性に関するお客様からの問い合わせから、いろいろなことを学ばせていただき、セラミックスの可能性が広がった案件です。

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弊社にお問い合わせくださるお客様の約7割は開発・技術系のお客様です。新製品・既存製品の改良に向けた技術課題解決のため、技術評価でセラミックで試作してみたいというお問い合わせが多くあります。

内容はさまざまで、私たちの知らない領域でのお話もよくあります。
今回は、赤外光学・センサー関連のお客様より、セラミックの耐久性と合わせて、赤外域、特に波長が3~6umおよび10um付近で反射率が高い材料はないか?とかなり専門的な相談を受けました。

弊社は、照明分野で長くランプベースとソケット関係を商材とし営業をしている関係で、私自身が昔、工業試験場で分光反射率を測定した経験があります。そのときに、アルミナ(Al2O3)が赤外域で急激に反射率が高まる現象があったことを思い出し、提案をさせていただきました。

詳しく調べてみると、アルミナは絶縁材でバンドキャップが大きく、【赤外域で高い反射率を示すアルミナ(Al2O3)材】は、フォノン共鳴の影響で赤外光学材料として優れた特性を持つことがわかりました。
その使用用途は、赤外光学・センサー関係だけではありません。航空宇宙産業では、赤外線の放射を制御し機体の温度上昇を制御する耐熱材として、電子機器・半導体製造装置では、プラズマ耐性と赤外線反射性を活かし、導体のエッジング、成膜プロセス、チャンバーライナー、赤外線ヒーター反射板として採用されているようです。
さらに医療・バイオ分野、宇宙・軍事機器など、赤外線の応用機器にも展開されているとのこと。

このように、お客様との会話からいろいろなことを教えていただくことが多くあります。
現在、弊社が力を入れております5耐推進事業部では、セラミックスの可能性を追求し、今後もお客様の課題に真摯に向き合い、セラミックスの特性を活かしたご提案及び新製品・新技術開発に努めて、皆様の課題解決のお役に立ちたいと考えて活動を続けておりますので、どうぞ末永くよろしくお願い致します。

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