セラミックの試作と短納期対応

株式会社セライズ

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セライズ営業のChallenge記録

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脱炭素社会を支える!真空技術とセラミックスの最前線 2025年7月9日配信号

2025年09月01日

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脱炭素社会を支える!真空技術とセラミックスの最前線

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7月に入り、各地で真夏日が続いていますね。
今週の月曜日は、最高気温38度近くまで上昇して、風すら熱風・・・・しかも湿度が高くてムシムシ…身体が悲鳴をあげそうです。

この異常な暑さは、温暖化の進行を肌で感じさせるものでもあり、“脱炭素”や“省エネ”の重要性がますます身近なテーマになってきました。

体内に熱がこもりやすく、熱中症のリスクも高まるこの時期。
こまめな水分補給と十分な睡眠を心がけ、健やかに乗り切っていきましょう!

お客様よりいただきましたお問合せに関する情報を【Challenge記録】として毎月2回、皆様に発信させていただいております。
どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。

先日開催された「機械要素技術展[東京]2025」では、暑さにもかかわらず、多くの方に当社ブース(上越ものづくり協議会)へご来場いただき、誠にありがとうございました。

直接ご意見を伺い、リアルな課題やニーズを共有できたことは、私たちにとって何よりの財産です。この場を借りて、心より御礼申し上げます。

今回のメルマガは、温暖化対策として、脱炭素社会の実現に大きく貢献している真空技術とセラミックの役割について、ご紹介をさせていただきます。

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◆ 真空技術が脱炭素のカギを握る理由
産業界では現在、カーボンニュートラルの実現に向け、製造工程の見直しが加速しているようです。お客様からも、加熱や処理工程を真空化することで、エネルギー消費や排出ガスを削減する技術が注目されているというお話をお聞きすることが増えました。

たとえば、自動車部品の熱処理で使用される真空浸炭炉は、従来の大気炉に比べて二酸化炭素や有害ガスの排出が極めて少なく、かつ処理精度が高いためリワーク率も下がり、生産効率が向上するらしく、設備に使用するヒーター絶縁部にセラミックスを使用する試作案件をいただきました。
また、半導体や電子部品の製造工程においても、真空環境を利用した熱処理や反応工程は、プロセス効率と環境負荷の両面で優れた成果をあげ、装置の高効率化と省資源・省エネルギーを両立できる技術案件で、セラミック絶縁部品のお問い合わせを多くいただいております。

◆ セラミックスが真空環境に必要とされる理由
純度99.5%以上の高純度アルミナは、真空中でも絶縁が確保でき、腐食性ガスへの耐食性や高温環境での寸法安定性といった特性から、多くのお客様からのご要望があります。
最近では、大型で高精度なセラミックス部品の試作依頼も増えており、当社ではそれに対応すべく、加工精度や対応範囲の拡大に取り組んでおります。

また、セラミック基材と金属メタライズを組み合わせた部品などの要求も増えています。真空や高圧環境下でも高い気密性と絶縁性を維持しつつ電気的な接続や信号伝送を可能にする重要な構造部品として、水素エネルギー・半導体装置・医療機器などへの応用が期待されており、協力会社と共にこの課題に取り組んでいます。

【真空技術とセラミックス】、この2つの掛け合わせが、ますます加速する「環境対応型モノづくり」の中心として、お客様からの試作依頼が増えることを期待しております。

今後も、お客様の課題に真摯に向き合い、セラミックスの特性を活かしたご提案及び新製品・新技術開発に努めて、皆様の課題解決のお役に立ちたいと考えて活動を続けておりますので、どうぞ末永くよろしくお願い致します。

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読んでいただき、ありがとうございます。
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