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印字の要！サーマルプリントヘッドを支えるセラミックス

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お客様よりいただきましたお問合せに関する情報を【Challenge記録】として毎月2回、皆様に発信させていただいております。
どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。

お盆休みも明け、夏の疲れが出やすい時期となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
街では夏のイベントも一段落し、季節は少しずつ秋へと移り変わっていますね。

さて今回のテーマは、身近でありながら高度な技術が詰め込まれた「サーマルプリントヘッド（TPH）」です。
レシートやラベル印字に欠かせないこの部品は、熱をいかに効率的に制御できるかが性能を左右します。そして、その裏側を支えているのがファインセラミックスです。

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◆印字を支えるサーマルプリントヘッドと素材

サーマルプリントヘッドは、微細な発熱体をセラミック基板上に形成し、熱を瞬時に伝えて感熱紙に文字や画像を印字します。
このとき重要になるのが以下の特性です。

高い熱伝導性（速やかに発熱を伝える）
電気絶縁性（発熱体を安定駆動させる）
耐摩耗性・耐久性（紙との繰り返し接触に耐える）

これらを満たす素材として、アルミナや窒化アルミなどのセラミックスが活用されています。
弊社では、装置メーカー様からの新規設計・試作依頼や、既存装置のメンテナンス用部品製作など幅広く対応しております。ステアタイト・ムライト・アルミナ96％・同99.5％材など用途に合わせて、スピーディーな試作体制で金型無しで1個から最短納期で対応しております。

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◆試作事例：サーマルプリントヘッド関連部品

以下のようなセラミック部品試作をお手伝いさせていただきました。

・高精度な印字を実現するための絶縁基板
→ 発熱体の安定駆動を実現（ステアタイト）

・均一な熱伝導を可能にする高熱伝導セラミックス部材
→ 印字濃度の均一化に寄与（アルミナ99.5％）

・耐摩耗性を重視した紙送り接触部材
→ 長寿命化とメンテナンスコスト削減に貢献（ジルコニア）

これらは「耐熱性」「電気絶縁性」「耐久性」といったセラミックスの強みを活かし、装置全体の性能向上と長寿命化に寄与しています。

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◆最後に

レシート・ラベル・医療用記録紙など、日常生活や産業の現場で欠かせないサーマルプリント。
その品質と信頼性を支えているのがセラミックスです。

弊社は「セラミックスでお客様の課題を解決できる会社」を基本方針に掲げ、最適な素材選定と高精度加工で装置性能に貢献してまいります。
設計・改良・部品代替など、お困りごとがありましたらぜひお気軽にご相談ください。

今後も皆さまの現場に寄り添ったご提案を続けてまいります。
次回の【Challenge記録】もぜひご期待ください。