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光を拒むセラミックス – 極黒の新たな用途
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本年も皆様への情報発信の場としてお客様よりいただきましたお問合せに関する新しい情報を【Challenge記録】でお届けします。
毎月、2回、皆様に情報発信をさせていただきますのでどうか引き続き宜しくお願い申し上げます。
2025年もスタートしたばかりですが、年末年始にテレビを見る機会が増えまして、その中で伝統工芸と現代技術が交差する「黒」に関して特集を組んだ番組があり、とても興味深く拝見をいたしました。
漆について、黒は、鉄分を混ぜることにより黒色が強調され薄い層を何度も塗り重ね磨きをかけることで、深い光沢と黒色を生まれる伝統的な技法との解説がありなぜ、鉄分を加えると黒色が強調されるのか?と疑問が・・・私は、鉄分の量は?均等に混ぜるのか?など気になることもありましたが鉄分量は、微量らしく均等に混ぜ合わせるという事でもないらしいのです。
漆に鉄分を加えると主成分のウルシオールと科学反応を起こして変化してその物質が光を吸収、光の反射を抑えるために黒が強調されるとの事。
黒という色は、とても奥深いものだと初めて認識をしました。
今回のメルマガは、「光を拒むセラミックス – 極黒の新たな用途」というタイトルで、今後、要求が高まるであろう【極黒セラミックス】について取り上げたいと思います。
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そもそも、黒色が「黒」に見えるのは、私たちの視覚が光を感知できないかららしく、物体が光をほぼ完全に吸収し、反射しない状態の色が黒であるそうです。
通常の黒色は、光吸収率が95%~96%だと言います。
セラミックスでも、精密機器、半導体製造装置、防衛・宇宙産業、医療装置などいろいろな分野で【セラミックス極黒】の要求があるようで【究極の黒】を追求した試作要求は、今後も更に増えてくると思われます。
例えば、①反射やグレアを防ぎ、鮮明画像の取得ができる望遠鏡、カメラ内部部品②太陽熱を効率よく集めエネルギー効率を向上させる太陽光集熱装置や太陽光発電システム③不要な光反射を防ぐことで、精密な診断や治療を可能にする内視鏡やレーザー治療機器などなど、現在の塗装レベルの黒色ではなく光吸収率高めた【セラミックス極黒】用途は性能向上に不可欠なものであるという事が判ります。
さて、セラミック原料にどのような鉱物を加えて黒色のセラミックスを製作できるのか?
この事だけでは解決が出来ない黒色の奥深い性質である光吸収率について黒色セラミックス表面にナノ単位の円錐状の突起をたくさん形成して光吸収面積を増やし光吸収率を上げていく技術などが求められると思われます。
また、漆の伝統工芸と最新技術の融合が、どのような新たな「黒」を生み出していくのかについても、【セラミックス極黒】を開発するためのヒントになるかもしれません。
今後も、お客様の課題に真摯に向き合い、セラミックスの特性を活かしたご提案及び新製品開発、新技術開発に努めて皆様の課題解決のお役に立ちたいと考えておりますので、どうぞ、末永くよろしくお願い致します。
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読んでいただき、ありがとうございます。
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