先日、これからの小学校教育についての話を聞きました。
日本の教育が今とても見直されています。
そして、企業がその教育に関わることが重要だということも知ることができた良い時間でした。
テーマは、「小学校教育の今後」についてです。
2006年から提唱され始めたSTEAM教育が、日本でも始まろうとしています。
S(SCIENCE)科学
T(TECHNOLOGY)技術
E (ENGINEERING)工学
A (ARTS) 芸術
M(MATHEMATICS)数学
この教育の本質は、「自発性」「創造性」「問題解決能力」といった能力の育成です。
「課題を自ら見つける力」
「物事をさまざまな面から捉え解決する力」
「新しい価値を創造する力」
を小学生のころから子どもたちに身に付けてもらえるように、日本の教育が変わろうとしています。
私が聞いたのは、東京都大田区の小学校で実際に企業と連携して行った研究授業の発表でした。
大田区では、独自の教科「おおたの未来づくり」を設定するそうです。
テーマは「たこぺったんを全国に広げよう」
企業と連携した研究授業で、「たこぺったん」という食品の商品企画や販売戦略などを子どもたちが考えて、企業にプレゼンします。
子どもたちはグループに分かれて、プレゼン資料を作成します。
企業にプレゼンして、ダメ出しをもらったりします。
その繰り返しで、なんとか商品販売までこぎつけます。
この活動で
「課題を自ら見つける力」
「物事をさまざまな面から捉え解決する力」
「新しい価値を創造する力」
を養います。また、一人ではできないので「協働力」「コミュニケーション能力」も必要になります。
研究発表を聞いて、日本の教育も変わろうとしていることを感じ、未来の日本に少し光を見た気がしました。
そして、ぜひともこの活動に当社も参加したいと思いました。
例えば、「素」ブランドの商品開発を子どもたちに考えてもらうなど。
子どもたちの、純粋で斬新なアイデアを期待したいです。
セライズの本社がある大田区ではこのような状況でした。
では、工場がある上越市ではどうでしょうか?
調べてみましたところ、「上越教育大綱 わくわくを未来へ」というものがありました。
「教育大綱」とは、各地方自治体が、教育などの総合的な施策の方針を地域の実情に応じて定めるものです。
皆さんがお住まいの地域には、どのような教育大綱があるでしょうか。
日本教育が変わりつつあることにアンテナを張ってみてください。ご家庭でお子さんが話してくれる学校生活の話も、いっそう興味深く聞けそうですね。