明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2025年のお正月は、前年とは違って穏やかなお正月でしたね。
まだまだ能登の復興は進んでいるとは言えません。それを忘れてはいけないと思います
1月2日~3日は、箱根駅伝です。私は毎年とても楽しみにしています。
毎年いろいろなドラマが繰り広げられますよね。
「襷を(たすき)繋ぐ」という伝統を、学生たちが必死に守ろうとする姿に感動します。
初詣に行って戻ってくると順位が全く違っているということも良くあります。それが毎年楽しみです。
特に、原晋(はら・すすむ)監督就任後の青山学院大学の活躍が近年更に箱根駅伝を盛り上げていると思います。今年も優勝しましたね。
なぜこんなに強いのか? 今年は特に不思議に思ったので、今回は、
「なぜ、青山学院大学の駅伝部はこんなに強いのか?」
について考えてみました。
青山学院大学は、原監督が就任した5年後の2009年に、33年ぶりに箱根駅伝に出場。33年というのは、同大にとって史上最大のブランクだったそうです。2015年には初の総合優勝。それから4連覇を果たしました。
でも、順風満帆ではなかったようです。原監督の契約は3年で、箱根駅伝出場を目標にしていましたが、3年目の予選会では16位となってしまい、OBなどから批判の声が上がり、崩壊寸前の状況だったそうです。
原監督は、強豪校の先生から「最初は記録だけではなく、人間性を重視しなくてはならない」とアドバイスを受けていました。でも原監督も若かったので、3年目に何としても結果を残したかったのでしょう。スカウトの際に記録だけを重視し、素行の悪い選手をとってしまったそうです。
今では、原監督はヒーローのような存在ではありますが、就任当初はいろいろな挫折をしていたようです。
でも理念をぶらさずにこられたのは、監督の奥様が味方にいてくれたことが大きかったようです。寮生活で学生たちの「母」のような存在で監督を支えていることは、よくメディアにも紹介されています。
寮生活では、規律正しい生活をさせることで、記録だけではなく人間性をも育むための重要な生活をしています。
2025年の優勝に関して、原監督は、
「学生たちは自ら律する『自律』ができるようになった。与えられたメニューをただやるのではなく、自分に足りないものは何なのか、自分の目標とするものは何なのか、一人ひとりが考えて行動するというシステムができたのが、今回のチームの強さなのかなと思う」
と言っています。
青山学院大学の選手は、とても楽しそうにしているといつも思います。苦しい練習も「やらされ感」ではなく「自発的」にしているからなのでしょう。
ビジネスマンの手法を箱根駅伝に持ち込んで、結果を出した青山学院大学。チームはまだまだ進化していくでしょう。来年も楽しみですね。
私たちも、自発的に学ぶ機会を作っていきたいものです。我が社の合言葉「常に笑顔でポジティブに」を忘れずに、チャレンジを続けていきたいです。