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素子社長よもやまばなし

11月|2025. November

「女性の休日」

女性の休日

先日、「大田区近隣産官学交流会」に参加しました。
本社の近くには、日本工学院専門学校(北嶋部長の母校)と、東京工科大学があります。それらの学校と企業の交流会です。

 

その中で元日本テレビアナウンサーの永井美奈子さんの講演がありました。
テーマは「人が育ち、組織が伸びる~東京女子管弦楽団理事長の現場からのヒント」でした。
永井さんは女性だけのオーケストラの理事長をされています。
オーケストラの世界は男性社会で、女性は子どもを産んだら続けられない・・・
そこで女性だけのオーケストラが作られて、2代目の理事長が永井さんです。

 

話の中で、日本のジェンダーギャップ指数が148か国中118位というお話がありました。
毎年、世界経済フォーラムは、男女格差の現状を各国の統計をもとに評価した「グローバル・ジェンダーギャップ・レポート(世界男女格差報告書)」を発表し、ジェンダーギャップ指数が報告されます。
報告書では、各国の男女格差を「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野で評価し、国ごとのジェンダー平等の達成度を指数にしています
G7(主要7カ国)を見ると、イギリス(4位)、ドイツ(9位)、カナダ(32位)、フランス(35位)、アメリカ(42位)、イタリア(85位)、そして日本は118位・・・

 

1位は、16年連続アイスランド。
アイスランドでは、1975年に女性によるストライキ「女性の休日」が発生したと聞きました。とても興味深い話でしたので、調べてみました。

 

「女性の休日」とは・・・
1960年代、欧米では女性解放運動の大きなうねりがありました。当然、アイスランドも大きな影響を受けました。
1975年、国際連合はこの年を「国際女性年」に定めると発表しました。アイスランドではこれを受け、さまざまな女性団体が会議を開催し、「ストライキ」が提案されたのです。けれど、ストライキに参加した女性が職場を解雇される懸念があったため、ストライキではなく「女性の休日」という呼び方に変更されたのだそうです。
この名称変更により、ストライキは全国的な支持と労働組合からの支援を得るようになりました。

 

「女性の休日」は1975年10月24日に行われました。女性の9割以上が仕事と家事を放棄したといわれています。
銀行や工場は休業、航空機は欠便、さらに学校や保育園も休校したため、父親たちは子どもを職場に連れて行くしかありませんでした。そしてなんと、アイスランド中のお店でソーセージが売り切れになったとか。なぜでしょうか? 簡単に料理ができて、子どもに人気の食材だからです。妻のストライキを受けて、男性たちが慣れない手つきで我が子のためにソーセージを炒めている様子を想像すると、微笑を禁じえませんね。
そんな「女性の休日」を受け、1976年には、性別による賃金格差を違法とする法律が成立しました。次いで1980年11月には、アイスランド初の女性大統領ヴィグディス・フィンボガドゥティルが誕生。彼女は、アイスランドのみならず、ヨーロッパで初めての女性の国家元首です。16年間という長期間にわたって大統領を務めました。

 

そして、2025年、この「女性の休日」のドキュメンタリー映画が公開されます。
都内でも、限られた映画館でした見られませんが・・・なんと!!
セライズ新潟事業所三和工場のすぐ近くの高田世界館(新潟県上越市)で12/6~19に公開されます。これは凄い!!
男性も女性もぜひ見に行ってもらいたい映画です。

 

女性の社長が増えてきてはいますが、まだまだ「女性社長」と言われます。
男性・女性関係なく、「社長」と言われる日が早くきてほしいものです。
我が国初の女性首相も応援したいですね。男女関係なく「首相」と呼ばれる日が来ますように。

金子素子社長イラスト
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